ケア&レッスン

「膣内射精障害」という言葉を知っていますか?

膣内射精障害とは

膣内射精障害とは、読んで字の如く、膣内で射精ができない障害のことです。

更に具体的に言うと、マスターベーションでは問題なく射精できるにもかかわらず、実際のセックスとなると女性の膣内で射精できない、もしくは著しく射精まで時間がかかる状態のことを言います。

人により、膣内では射精できないが手コキやフェラチオでなら射精できる、という場合もあるようです。

ですが、性の膣内、すなわち挿入後のピストンによる刺激だけで射精できないのであれば、膣内射精障害となります。

ちなみに・・・・

膣内射精、というといわゆる生中出しを想像するかもしれませんが、コンドームの有無は関係ありません。

もう一回言います。

膣内射精、というといわゆる生中出しを想像するかもしれませんが、コンドームの有無は関係ありません。

いいですか?

膣内射精、というといわゆる生中出しを想像するかもしれませんが、コンドームの有無は関係ありません。

本来であればコンドームを付けていても、膣内で射精できるのが普通です。

「おれ、膣内射精障害だからコンドーム付けてるとイけないんだよね~、だから生でヤらせてよ」

などといったセクマナ(=セックスマナー)の欠片もない態度の男が出たら、急所に蹴りをいれて、一生使い物にならないようにしてやりましょう!

膣内で射精できないとどんな問題があるのか

男性としては、自分がイけないだけだから諦めればいいんじゃないか、と思う方もいるかもしれません。

しかし、女性の心理として、自分に挿入した男性がイけず、結果的に手コキで射精するというのは非常に不安になります。(なるそうです)

「自分の身体では満足させられなかった」

「自分の膣は緩い(=遊んでる)と思われたのではないだろうか。」

そういった不安が発端となってセックスレスになることも考えられますし、そうなれば男女間での不和、最悪の場合、破局や浮気もあり得ます。

また、当然ながら膣内で射精ができないとなれば不妊の原因にもなります。

事実、男性不妊外来を受診した射精障害の患者のうち、2人に1人が膣内射精障害による不妊である、という調査結果も出ているようです。

それだけでなく、病院を受診していない潜在的な患者数を合わせて推計すると、なんと成人男性の20人に1人は膣内射精障害の可能性がある、とも言われているのです。

数年ぶり・数十年ぶりの同窓会で集まったクラス会で、誰か一人は射精障害を持っているということです。

なぜ膣内射精障害になるのか

膣内射精障害の原因は、不適切なマスターベーションのやり方にあると言われています。

もしかして、私のやり方間違ってる?

  • 男性器を握る力が強すぎる
  • 常に決まった体位で射精する(足に力をいれる、いわゆる『足ピン』を含む)
  • 床や壁などに押し付ける、いわゆる『床オナ』

といったものです。

これらのやり方は強い刺激を得ることができます(やったことないので“らしい”が正確な表現)。

なんと、女性の膣内の刺激よりも遥かに強い刺激を得ることができる!(マジカ・・・)

その強い刺激を日常的に感じて慣れてしまうことで、膣内の刺激では射精することができなくなってしまうのです。

NHKのアサイチでも、朝から特集されているんです

平日の朝9時台から、「マスターベーション特集」ですね。

日本中の朝が凍りついたんだろうな〜

お父さんとかどんな顔して観るんだろ・・・

膣内射精障害の改善方法

男性不妊病院を受信するのも一つの手段ですが、自分自身でできることも多くあります。

上に挙げたような間違ったマスターベーションをしているのであれば、適切なマスターベーションを心がけることもその一つです。

正しいマスターベーションのやり方

  • 男性器は優しく握る(みかんを潰さない程度の力が目安)
  • 身体に力を入れず、リラックスする(脚に力を入れないように、軽く膝を曲げるのも効果的)
  • 速く手を動かしすぎないようにする(実際のピストン速度を意識する)

といったものです。

ただし、場合によってはマスターベーションだけが原因ではなく、心理的・精神的な要因があったり、逆行性射精(射精時に精液が膀胱に流れ込んでしまう状態のこと)のように投薬治療が必要なこともあります。

その場合はもちろん医師に相談することが不可欠です。

恥ずかしいかもしれませんが、自分のためだけではなく、パートナーのためだと思って受診してみましょう。

また、病院では膣内射精障害の治療の一環として、特殊なTENGAを使用することもあるようです。

マスターベーションのやり方というのは長年にわたって染み付いた癖でもあり、それを本人の努力だけで改善するのは非常に困難です。

そのため、刺激の強さを調節したTENGAを用いて、まずは強い刺激のものから、段々と弱い刺激のものへと変えていくことで、女性の膣内刺激でも問題なく射精できるようにしていくのだそうです。

TENGAであれば本人の力の込め具合に左右されないため、癖の矯正が簡単になるというわけですね。

まとめ

マスターベーションのやり方というものは誰かに教わるようなことでもないため、往々にして自己流のものになりがちです。

そのため、仮に自分のやり方が間違っていたとしても、それは誰が悪いわけでもありません。

しかし、それが原因でパートナーを傷つけてしまう可能性があるのであれば、それを治すのがセクマナのある人間というものでしょう。

もしも、マスターベーションではイけるんだけど本番ではイけない、という悩みを持っているのであれば、まずは普段のマスターベーションを見直すところから、始めてみませんか?

そしてもう一歩踏み出せる勇気とパートナーに対する愛を持っているのであれば、男性不妊の医師を訪れてみてもいいかもしれません。

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