女性にとってとても大切な「生理」ですよね。
健康な女性では、毎月生理が来るのが一般的です。
そういえば生理が遅れてる……。
なんて、不安になった経験のある女性は多いのではないでしょうか?
毎月の「生理」にわずわらしさを感じる一方で、いざ生理がこないとなると心配になりますよね。
生理がこない原因には一体どのような理由があるのでしょうか?
今回は、生理がこない原因と対処法を紹介していきます。
ストレスや病気の可能性もあるので、ぜひ参考にしてみてくださね。
名前:まきこ さん
性別:女性
※記事掲載にあたり加工修正しています
生理がこない原因とは?
女性にとって毎月訪れる大切な「生理」。
個人差があれど、一定の周期を経て毎月生理がきますが、毎月来ていた生理が来ないこともあります。
毎月生理が来ていたのに、突然こなくなる原因はいくつかあります。
具体的にどのような場合に生理が来なくなってしまうのか、、、、
生理が来ない原因①:妊娠している
性生活に心当たりがあり生理がこなくなったら、まず「妊娠」している可能性があります。
生理のしくみは、〝排卵〟があった後に〝妊娠不成立〟の場合、〝生理〟です。
排卵が行われたにも関わらず妊娠が成立しなかった場合、不要になった子宮内膜が出血となり体外へと出てくる現象が生理ということですね。
妊娠が成立すると子宮内膜が不要にならないこと、そしてホルモンの変化があり生理が止まります。
健康な男女で、避妊をせず性生活がある場合は、「妊娠」の可能性があるので、注意しましょう。
また、避妊にはコンドームを使用しているカップルは多い傾向がありますが、コンドームの避妊失敗率はなんと4〜15%とも言われています。
これには、付け方やコンドームの劣化などさまざまな要因が重なって避妊に失敗するケースが多いですが、コンドームを使用していても妊娠してしまう人は実際にいます。
たとえ避妊していても、性生活があり生理が遅れている場合には、「妊娠」の可能性は考えるようにしましょう。
着床出血を生理と勘違いするケースも!
妊娠はまず、射精された精子が卵子と出会い受精するところから始まります。
受精卵はやがて子宮内膜に着床するのですが、この着床する際に出血が起こることも。
この現象を「着床出血」といいます。
この着床出血が起こる時期というのが、排卵が起きてから約2週間後の妊娠4週目ごろです。
経験があるかたはわかると思いますが、この妊娠4週ごろというのは、だいたい生理予定日付近ですので、人によっては「着床出血」を生理と間違える人もいます。
一般的には着床出血は少量ですぐに止まることが多いと言われていますが、「生理と同じくらいの量や期間だった…」という人も実際にはいるのです。
また、もともと生理が少量で期間が短い人は、見分けがつかないことも考えられます。
「生理が来たのに妊娠していた」という場合には生理だと思っていた出血は着床出血で、本来の生理は止まっていますので、性交渉がある場合には妊娠の可能性はいかなる時でも考えておくようにしましょう。
生理が来ない原因②:過度なダイエット
昨今は、ダイエットブームでさまざまなダイエット方法が紹介されています。
女性なら、誰でも細い体型や綺麗なボディラインに憧れを持つと思いますが、痩せたいがために過度にダイエットをしてしまうと体に悪影響が出ます。
過激な運動や筋トレ、また極端な食事制限により大幅に体重減少し生命に危険が及ぶと、脳の司令塔である「視床下部・下垂体」という部位が生命維持に不必要な指令を止めることで、生命を維持しようとします。
排卵の指令を出しているのもこの「視床下部・下垂体」。排卵自体はしなくても生命に関わらないので、この排卵を止めてしまうのです。
排卵が止まると生理はこなくなります。
ダイエットが過激になると、拒食症等の発症の恐れもある
ダイエットが過激になり、極端な食事制限をしたりすると、拒食症を発症してしまう恐れがあります。
拒食症は生命を維持するのに危険なレベルまで痩せてしまった状態をいい、食事をするのが怖くなり食べれなくなったり、食べても太れない病的な状態になります。
拒食症は治療を必要とし、ひどい場合は入院を勧められるケースもあり非常に危険な病です。
また、他者からみたらじゅうぶん痩せているのに、本人は「もっと痩せたい」とダイエットをやめることができなくなっている状態も危険なサインなので、覚えておきましょう。
生理が来ない原因③:疲れやストレス
現代はストレス社会といわれています。
日本人は、仕事を休んだり休養をとるのが苦手な国民性があり、気づかぬうちにストレスや疲れが蓄積されていることも珍しくありません。
ストレスや疲れがたまるとホルモンバランスが崩れ生理がとまることがあります。
生きていくためには仕事をしなければいけないし、家庭があり子供がいればなかなか休む時間もとれないでしょう。
ストレスは生理が止まるだけでなく、さまざまな病気の発症に関わってきます。
そういえば、一人エッチするとストレス発散になるって聞いたことあるかも!?
頑張ることが美徳と思いすぎると危険!
頑張っている人というのは、とても美しくキラキラ輝いてみえますよね。
家族のため、子供のためなど、支える相手がいるとより頑張りを求められたり、求めたりしてしまうものです。
たしかに頑張ることはとても大事ですが、頑張りすぎることが美徳と誤解するのは危険です。
気づいた時には大変なことになっていたり、頑張りすぎているゆえに自分の不調に気づかないケースもあるのです。
生理が来ない原因④:早期閉経
妊娠や病気などの可能性が薄く、なおかつ40歳以下の場合には〝早期閉経〟の可能性があります。
閉経は個人差がありますが一般的には50歳前後と言われていますが、海外のデータによれば100人に1人は早期閉経を起こしてしまうようです。
閉経は加齢とともに卵巣機能が落ち、ホルモンの分泌が少なくなり起こること。
歳をとれば誰しもが通る道ですが、早期閉経は40歳以下の女性に起こることです。
中には家族計画を考えている人もいるでしょうから、精神的に辛く気持ちが追いつかないケースもあるようです。
早期閉経は生理以外にも影響が出る
閉経をするとホルモンバランスが崩れます。
そのためほてりや目眩、頭痛などの身体的影響と、イライラや情緒不安定、意欲低下や不眠などの精神的影響がでやすくなります。
閉経に伴うこのような症状は、よく聞く「更年期障害」というものにあたります。
早期閉経でも一般的な閉経と経過は変わりませんから、40歳以下でも閉経による「更年期障害様症状」が起こる可能性があるのです。
生理が来ない原因⑤:甲状腺の病気
甲状腺の病気があると、生理不順になったり生理が止まってしまうことがあります。
甲状腺ホルモンは女性ホルモンと関係があり、甲状腺機能に支障が出るとホルモンバランス も崩れるため排卵障害や無月経を引き起こしてしまうのです。
甲状腺の病気には、主にバセドウ病や甲状腺機能低下症、橋本病などがあります。
健康診断では見つからない場合が多い
甲状腺ホルモンの検査は、一般的な血液検査では検査はされません。
会社の健康診断で異常を指摘されていないからといって、心配ないとは言い切れないのです。
ほとんどの場合、症状が出てからはじめて検査する医師が多いので、心配な場合や健康診断として調べておきたい場合は自らお願いするようにしましょう。
生理がこない時の対策とは?
生理がこない原因はおわかりいただけたでしょうか。
では生理がこない時は、一体どのような対策を取ればいいのでしょうか。
放置は絶対にNGです。
具体的な対策を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
生理が来ないときの対策①:妊娠検査薬を使用する
生理がこない場合に、まず初めに確認しておきたいのが「妊娠」の有無。
妊娠検査薬は、通常のものであれば生理予定日から1週間後、早期妊娠検査薬では生理予定日ごろから使用できます。
現在販売されている妊娠検査薬は使い方を間違わなければ99%正しく判定できます。
妊娠していれば陽性、妊娠していなければ陰性になります。
間違った使い方には、適切な使用時期よりも前に使った場合や、検査薬に尿がうまくかからなかった場合があります。
使い方を間違えると信頼できる結果が得られないことがありますので、注意しましょう。
妊娠検査薬の使用時期と使い方は説明書に記載があります。
しっかり確認して、間違いのないようにしましょう。
排卵がズレていれば使用時期もその分ズレる
生理から排卵までの時期は個人差があるほか、体調の変化などで容易にズレることがあります。
しかし、排卵から生理までの期間はどんな人でもほぼ14日程度です。
排卵が遅れてしまうと、その分生理予定日は先に伸びてしまいます。
そのため、自分が思っていた生理予定日が違う場合があるのです。
その場合には日を開けて再度妊娠検査薬を試す必要があるので、妊娠検査薬が陰性でもその後生理が開始されない場合には妊娠検査薬をもう一度試し確認しましょう。
生理が来ないときの対策②:規則正しい生活を心がける
生理がとまってしまったということは、何かしら体に負担がかかっている証拠。
時には休息の時間を確保することが大事です。
症状が体に出るまで自分の疲れやストレスに気づかない人もいます。
病気の予防にも、適度に休むようにしましょう。
また、生活の乱れも生理がとまる原因になります。
栄養のある食事、良質な睡眠、適度なストレス発散を心がけましょう。
必要であれば第三者の協力も確保する
適度な休息を…といっても、環境によっては難しい人もいるでしょう。
例えば、子供がいるかたや、兼業主婦のかたなどはなかなか自分の時間をとるのが難しいもの。
そんな時にはパートナーの理解と、実の親や行政の助けを積極的に得るようにしましょう。
生理が来ないときの対策③:ダイエットを見直す
ダイエットする場合には、急激に体重を落とすことはせず、極端な食事制限はしない、過激な運動はほどほどにするということに注意しましょう。
短期間に体重を落とすことに固執してしまうと、食事を抜くなど極端なダイエットに走りがちになってしまいます。
体重は数ヶ月から年単位に徐々に落とすようにしていきましょう。
プロのトレーナーに協力してもらうのもアリ
ダイエットをする時に、自己流でやるよりもプロのトレーナーに管理してもらうという方法もあります。
体重を落とすペース、食事の指導、運動のやり方など総合的にアドバイスがもらえることも。
客観的な意見というのはとても大事です。
時間、金銭的に余裕のある方はぜひプロのトレーナーさんと頑張ってみましょう。
生理が来ないときの対策④:病院で診てもらう
さまざまな対策をしていても、そもそも生理がとまる原因に病気が潜んでいる可能性があります。
また、病気でなくても排卵がしっかり行われていない可能性もあるため、心配な場合は病院にかかるようにしましょう。
どんな病気も早期発見がカギです!
放置することのないようにしてください。
かかりつけ医を持とう
病院はかかりつけ医を持つようにしましょう。
かかりつけ医を持っていると、今後なにか婦人科系のトラブルがあったときにもカルテがあるため診察がスムーズにいきます。
また、医師や看護師、受付の人と日頃からコミュニケーションをとっておくことで、不安なことや心配なことが聞きやすくなるなどのメリットがあります。
生理がこない原因はさまざま!放置しないで対策しよう
生理がこないことは、女性にとって一大事です。
原因はなんであれ、体の中でいつもとは違う異変が起きていることは確か。
妊娠可能期の女性は妊娠をまず強く疑いますが、場合によっては病気が潜んでいることもあります。
しっかりと状況に応じての対策をすれば必要以上に怖がる必要はありませんが、
生理なんて来ない方が楽だわ♡
なんて放置することのないようにしましょう。
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