SHOのつぶやき

「自分の価値」を決めるのは、結局自分だからな。

緑の髪をした女性社員

うちの会社には、髪の色がブルーな女性社員がいる。時々エメラルドグリーンなこともある。
アメリカのアニメ『マイリトルポニー』に出てくるキャラクターに使われてそう。
『エヴァンゲリオン』の綾波レイとか、『リゼロ』のレムとかと同じ色。

街で会ったとしても、まず一般企業に勤めてるとは思わないはず。表参道の美容師にも、あの色まで染めてる人はいないんじゃないかな。それくらいに綺麗なブルーだったりグリーンで出社してくる。

正直最初は「え、この子仕事できるの?大丈夫?」って思ったよね。仕事しに来てる雰囲気なんて感じなかったし。

でも一緒に仕事をしてみるとびっくり!細かいことに気がつくし、わからないことをそのままにしないでちゃんと調べるし、取引相手の社長にもダメなものはダメと堂々と言えるし、なかなかいない人材だった。彼女の上司や同僚からも一目置かれている。(奇抜なカラーだからというわけではない。)

「髪ばっかに気を遣ってないで仕事に集中しなさい」なんて絶対言われない。彼女の仕事力はそれほどに高い。実際、ちょっと慎重になるような案件は、他の誰でもなく彼女に任せたりもしている。

そんな彼女は今年26歳。ちなみに先週はブルーだったけど、今日出社したらグリーンになってた。髪の毛傷まないのかな〜・・・

人って見た目に影響されまくりだな。

で、髪の毛のカラーでその子から受ける印象があったように、大なり小なり、誰しもが外見であったり見え方によって「偏見」「先入観」「思い込み」を持ってしまい、その人の内面まで決めつけてしまいがち。

「社長」「弁護士」「医師」「大学教授」っというだけで、なんとなーく、お金持ちで人格的にも優れてそうな印象を持ち、そういう目線でその人たちと接しちゃう。
「あなたと比べたら私なんてまだまだですけど」みたいな、なぜか謙遜というか卑下してしまう。

つまるところ、良いイメージであれ悪いイメージであれ、人は無意識のうちに人に対して偏見を持ってしまう。そして誰しも、「誰かからなにかしらの偏見的なイメージを持たれている。」ということ。

例えばガッキーは「新垣結衣といえば」というイメージを世間から持たれている。かわいい。透明感ある。清楚。彼女にしたい。結婚したい。などなどね。

だから自分を安売りすれば、そんなイメージ持たれるよ

他にも「常に新装開店セールやってる」ような、紳士服専門店がある。店頭にはセール品が並んでて、POPとかにも力を入れている。20%オフや30%オフなんて当たり前。50%オフ、70%オフとかやってる。

ちゃんと見たことないから質とかよくわかんないんだけど、先入観で「ノンブランドで、素材もナイロンとかアクリルとかなんだろうな~」っと感じてしまう。

ただ、そんなお店でも(“そんな”って言ったら失礼だけど)有名ブランドを取り扱ってたりする。ダンヒルとか、アルマーニとか。

ちなみにダンヒルはイギリスのブランドで、アルマーニはイタリアのブランド。アルマーニは、女優の川口春奈ちゃんがキャンペーンモデルをやってる。伊勢丹とか小田急百貨店とかには必ず出店している有名ブランドです。

そんなダンヒルだとかアルマーニだとかが、「大安売りのスーツ」と並んでる。広告をよくよく見ると、ダンヒル、アルマーニも20%オフになってたりする。
それを見たときの心理なんだけど、「ん~…このダンヒル(アルマーニ)は、本当に本物なのか?」ってなる。

  1. 大量生産された既製品スーツが30%オフか
  2. まあ、元々が安いからできるんだろうな
  3. あれ、横にアルマーニ置いてるじゃん
  4. え これも20%オフ? なんで?
  5. これ、ほんとに本物?スーパーコピーとかじゃないの?

こんな偏見的な思考プロセスになってるからだと思う。

偏見だったり事実と異なっていたりしても、最初に持った印象はいつまでも強く残る。
ここがポイントで、「一度こうと決めつけてしまったら、その印象からなかなか抜け出せない」ってこと。

  • ブルーやグリーンの髪色にしてる子は、仕事ちゃんとやらないかも。
  • 「社長」「医者」はみんな有能で、敵わない気がする。
  • いつもセールしてる店は、なんか怪しい。
  • 「政治家」は信用ならない。
  • アップル製品は至高。
  • 最近よく目が合うから、きっとあの子はぼくのことが気になっている。

(「きっとぼくのことを好きだ」というのは、ほとんど100%間違った決めつけであって、いままで惨敗してきた。みのりちゃんも、りなちゃんも、つゆきちゃんもよく目が合ってたんだけどなあ。摩訶不思議。)

そして評価を受けて、その評価に合わせた自分を作ってしまう

そして人は、周りからの思い込み・先入観・偏見っていう「評価を受けて」、その評価によって「自分はこういう人なんだ」という思い込みを持って、場合によってはそのとおりの自分を作っていく。

「あいつはできるやつだ」というポジティブな評価で自分を作るならいい。それだけならいいのだけど、「あいつはだめだ」というネガティブな評価でを受けると、そんな「だめな」自分になろうとしてしまいがち。不思議だよね。

だから、自分の価値を安売りしたりすると、周りからは「そういう人」なんだっていう目で見られ、それに応えるようになぜか自分から「そういう人」になっていく。

人の思い込みはなかなかに強烈で、一度こうだ!と思うと、ずーっとその先入観・偏見に引っ張られたままになってしまう。よっぽど訓練を積んだプロフェッショナルでもない限り、先入観や偏見は変えられない。

だから「私なんて…」と、自分を安売りするなよ。

「わたしなんて…」って思って生活していると、多くの人はあなたを見るときは「この人“いつも”自己否定してるんだよね」という先入観が植え付けられる。

たとえあなたが内側にどんなに素晴らしいダイヤの原石を持っていても、誰も気づけない。それどころか「それ、本物?」という悲しい結末が待っているかもしれない。

本気で頑張ってたとしても「しょうくんが野球部キャプテンとかやってたとか全然イメージできない」「むしろ野球部とか嫌いそう」というよくわからない評価を受け、ひたむきで素直な可愛らしい一面があるところを誰も見てくれない。ほんと、そんな偏見やめてくれ!笑

「わたしなんて…」をやっていると、それに見合った評価と態度が自分に返ってくるよ。
だから、「わたしなんて…」と自分を安売りしてんなよ!

自分を大切にするのも、私なんてって思うのも、自由で縛られたものじゃないんだから、嫌われたくないなら、自分を嫌うことをやめろよな。

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