名前:さくらこさん
性別:女性
※記事掲載にあたり、一部加工修正しています
10カ月の長い妊娠期間が終わり、可愛いわが子と対面。わが子の可愛さと慣れない生活にバタバタしてしまう産後。パートナーからセックスの誘いが多いのもこの時期ですよね。
パートナーの「そろそろ…」という気持ちもわかりますが、そもそも産後のセックスはいつから始めていいのでしょうか…?
今回は、産後のセックスの開始時期の目安と、産後のセックスのときに準備するべきものなどを徹底的に解説します。
産後のセックスで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
産後セックスはいつから?開始時期の目安
産後のセックスはそもそもいつから開始すればいいのでしょうか?
開始する目安として、主に物理的なこと、心理的なこと、身体てきなことにわけられるでしょう。
ここでは、産後のセックスの開始時期の目安を3つ紹介します。
目安1:産後の1ヶ月検診
産後1カ月経った頃には、赤ちゃんの1カ月検診とお母さんの1カ月検診があります。
基本的には、赤ちゃんの1カ月検診のときに、お母さんの検診もする病院が多いでしょう。
お母さんの1カ月検診の内容は、主に、啓蟄分娩のかたは会陰切開の傷の状態、帝旺切開のかたはお腹の傷の状態、それに加えて子宮の状態、心理的な状態を確認します。
産後のセックスの許可がでるのは、この1カ月検診で異常がなく正常に戻っているとお医者さんが判断したときです。
1カ月検診の前に独断で開始するのは、非常に危険なので避けてください。
パートナーにも最低限、お医者さんに確認してからでないと開始できないことは理解してもらうようにしましょう。
妊娠、出産は体に大きなダメージがかかります。必ず1カ月検診で確認してからにしましょう。
目安2:お互いの気持ちを尊重する
妊娠・出産は女性にとって身体的にも心理的にも大きな変化とダメージがあります。
出産したら、元どおりとは残念ながらいきません。
パートナーとしては、「早く再開したい」と思うのもわかりますが、女性側の気持ちも大事にするようにしましょう。
気持ちが乗らないのに、無理にセックスを開始してしまうと、セックス自体が嫌になりセックスレスになってしまう恐れもあります。
とはいえ、パートナーの気持ちも大事。
例えば、いきなりセックスは女性側はハードルが高いことが多いので、キスから始めてみたり、お互いのスキンシップを時間をかけて徐々に徐々に開始していくのもおすすめです。
目安3:新しい生活のリズムに慣れた頃
赤ちゃんが産まれると、これまでの生活がガラッと変わります。
約3時間おきにする授乳や、命を守るという日々の変化、赤ちゃんの育児の悩みなどさまざまな環境の変化起こるのです。
環境の変化は心身ともにストレスになるので、新しい生活に慣れた頃にセックスも開始するようにするとよいかもしれません。
お医者さんからセックスを開始してもよいと言われたとしても、心身の疲れは人それぞれです。
周りと比べずに、自分を大事にしましょう!
産後のセックスで準備するべきもの
産後のセックスは久々の行為だと思います。産後はデリケートな時期だけに、これまでと同じようなセックスではなく、しっかりと前準備をするようにしましょう。
では、具体的にどのような準備をするべきなのか、紹介します。
準備1:コンドーム
産後のセックスは、必ずコンドームを使うようにしましょう。産後は生理がまだ開始していない女性が多いですが、生理が来ていなくても排卵している可能性はあります。
実際に産後に整理がきていないのに、妊娠してしまった…なんてことがあるのです。
産後すぐの妊娠は体に負担が大きいほかに、家族計画がある場合その予定が崩れてしまったり、また予期せぬ妊娠に心身共に落ち込んでしまうこともあります。
また、産後の膣は傷を負っていますので、衛生的にもコンドームは使うようにしましょう。
準備2:潤滑ゼリーなどを準備
産後は、「濡れない」と悩んでいる女性は少なくありません。ホルモンバランスの変化で性的興奮が抑えられていることから、濡れにくくなってしまうのは仕方のないこと。
とはいえ、濡れていないのにセックスしようとすると痛くて辛いですよね。
そんなときには、潤滑ゼリーを使用することをおすすめします。
濡れなくても、潤滑ゼリーを使うことでスムーズな挿入ができるのです。また、感度もあがる人もいるようですので、産後のセックスをするときには準備するとよいでしょう。
ただ、パートナーは好きな人が濡れないということにショックを受ける人もいるかもしれません。
「自分では感じないのか?」や「興奮してないの?」と自信をなくす人も。
産後はホルモンバランスの変化などで、濡れない状況になっているだけで、あなたのせいではないということは伝えてあげるとよいでしょう。
産後のセックスではこんなことに注意しよう!
産後のセックスを始めるときに、注意してほしいことが2つあります。
これからあげる点を無視し続けてしまうと、セックス自体が苦痛の行為になってしまうこともあるため、気をつけるようにしましょう。
注意点1:衛生面を気をつける
産後のセックスに限られたことではないですが、産後はとくに膣が傷だらけになっています。
そのため、衛生面にはとくに気をつけるようにしましょう。
具体的には、
- 爪をしっかり切る
- 手をしっかり洗う
- シャワーを浴びてからする
- エッチな道具は極力避けるか、きちんと洗ってから使う
最低でも上記のことには気をつけるようにしましょう。
とはいえ、シャワーは時間的余裕から直前に入ることは難しい場合もあります。
そんなときは、極力ノーマルなセックスを心がけるようにしましょう。
注意点2:無理をしない
産後のセックスは心身ともに疲弊している時期です。
とくに女性は、産後のホルモンバランスの変化や慣れない育児で疲れ切っていることが容易に想像ができます。
パートナーも決して他人事ではなく、見えないストレスはかかっているでしょう。
また、物理的な痛みや心理的な要因も重なってセックスが苦痛になってしまったり、セックスを避けるようになることもあります。
決して、無理はしないことが大切です。
痛いときにはやめることも。疲れているときは休む。といったように臨機応変に体調を優先するようにしましょう。
パートナーとも話し合い、お互いに理解しておくことが必要です。
産後のセックスが苦痛すぎる!その原因は?
産後はセックスレスになる原因のひとつです。
レスになってしまう原因は女性だけの問題ではないですが、産後という女性の心身の変化が大いに関わっていると言えるでしょう。
では、具体的にどのような原因があるのか詳しくみていきましょう。
原因1:会陰切開の傷が痛む
経膣分娩の場合、赤ちゃんが通りやすいよう、また避けてしまうことを防ぐために、あらかじめ会陰切開をすることが多いです。
粘膜の傷は基本的には治りは早いと言われていますが、縫っているためにつっぱってる感覚がしたり、痛んだりすることがあります。
長い人では1ヶ月近く痛みや違和感がなくならない人も珍しくありません。
そのため、セックスの際にも痛んだり苦痛を感じてしまいます。
会陰切開の痛みや違和感は、ずっと続くことはありませんが、産後すぐのセックスでは痛みを感じる人は多いようです。
原因2:ホルモンバランスの急激な変化
女性は出産をすると、ホルモンが急激に変化します。このホルモンの変化は、子供を本能的に守るようになったり、性的興奮が抑えられてしまったりします。
そのために、「濡れない」「セックスする気になれない」「パートナーを男性として見れない」などの問題が出てくるのです。
なかには、そんな自分にびっくりしてしまう人もいるようです。
決して、自分を責めたり、パートナーと喧嘩に発展してしまわないようにしましょう。
パートナーには、そういう時期だということを話しておくとよいでしょう。
原因3:赤ちゃんのことが気になる
女性は出産をすると心身ともに変化をし、赤ちゃん優先の生活になることが多いです。
ですので、セックスをしている時に「赤ちゃんが起きないかな?」「赤ちゃんの近くでこんなことしていいのかな」「こんな母親でいいの?」と気になってしまうことも珍しくありません。
これは、母親としての本能から自然と湧き出てしまう気持ちですが、ときには自分優先に女性に戻れる時間があるのも大事です。
原因4:寝不足などの身体的疲労
女性は産後すぐから始まる夜中の授乳や生活の乱れが原因で寝不足の生活になります。
寝れたとしても細切れ睡眠ですし、まとまって寝ることができません。
そのため、寝不足が蓄積され相当な疲労が溜まることになります。
セックスする時間があるなら寝たい…そんなふうに思っている女性は少なくないのではないでしょうか。
原因5:気持ちが追いつかない
女性は産後、メンタルが落ち込む人もいます。パートナーが忙しくて育児の悩みや大変さを共有できない家庭では、女性とパートナーの間に温度差がある可能性があります。
セックスを求めてくる相手に対して「自分ばっかり…」「自分はいいよね」と不満があることも。
セックスはお互いの気持ちが重なっているからこそ気持ちが良いものです。
孤独な気持ちや辛い気持ち、共感してほしいことがある場合は抱え込まずパートナーに話してみるようにしましょう。
パートナーも話してくれて初めてそんな気持ちになっていたことに気づくこともあります。
夫婦でお互いの気持ちを話し合うことなとても大事なこと。
遠慮せずに、伝えるようにしましょう。
まとめ
今回は、産後のセックスの開始時期と準備するべきもの、そしてセックスするときの注意点を紹介しました。
セックスは1人ではできないからこそ、お互いの気持ちを尊重して思いやることが大事です。
産後はとてもデリケートですので、体調に気をつけながら楽しむようにしましょう。
ぜに参考にしてみてくださいね!
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