お昼ご飯は何を食べようか?
なんでもいい
週末デートはどこに行こう?
どこでもいい
カーテンどっちの色がいいかな?
どっちでもいい
どうして彼は一緒に考えてくれないんだろう
なんでも自分で決めなくてはいけないなら
一人でいるのと同じではないか
君の好きにしていいよ
君の好きにしていいよと優しいふりをした丸投げ
本当に全部こっちで決めてもいいのだろうか
やけくそになった私は
お昼はなんでもいいと言われ
じゃあお昼はお煎餅でいいのね!
と言い放つ
彼は
えー?!
と言う
やっぱりなんでもいいわけではない
ただレパートリーがないだけの二人だ
一緒に何か美味しいものを食べたいだけ
だけどオシャレなお店も思いつかない
作るのはめんどうだ
その結果が
なんでもいい
試しに高級なレストランとオシャレなカフェの二択を提示してみる
どちらも彼が苦手なお店だ
当然どちらも却下された
形勢逆転のチャンスだ
却下したからには別案を出さなくてはいけない
彼は
ラーメンを食べたい
と言った
ここまできたら知っているラーメン屋さんを言っていくだけだ
やっとお昼ご飯が決まる
相手に何が食べたいか聞くときは
だいたい自分でも食べたいものが思い浮かばないときだ
結局、丸投げしたかったのに跳ね返されたから頭にくるのだ
思いつかないなら食べなければいいのに
意地でも何を食べるか決めるということは
やっぱり一緒に何かを食べたいということだ
デートの行き先も同じだ
行きたいところがあれば一人で行けばいいのに
あえて彼にわざわざ行きたいところを考えさせる
一緒にどこかに行きたいのだ
カーテンだって自分の好きな色は決まっているのに
彼の好みも一応聞いておこうという気遣いだ
なんでも自分や相手が一人で決めてしまったら
一緒にいる意味がない
とはいえ、これと決めたものがあれば反論の余地は与えないけれど
- なんでもいい
- どっちでもいい
本気で優しさで言っているパターンもある
君の好きにできたら君も嬉しいだろう
たしかにそうかもしれないけど
そういうときは相手に聞いたりしない
聞いてきたときは一緒に考えてほしいときだ
もし彼がお昼に食べたいものが
超絶めんどくさい私の手料理だったとしても
彼がそんなに食べたいんだったら
そう思って作ってあげられないこともないのだ
君の手料理が食べたいんだ
そう言ってくれたら悪い気はしない
めんどうではあるけれど
お互いに丸投げはよくない
お昼は外食とおうちご飯どっちがいいか聞こう
お肉とお魚どちらがいいか
お米と麺類のどちらがいいか
なんかどこかの偉い人を相手にしているみたいだな
でも気遣いってそういうことなんだろう
一人でもいいのにわざわざ二人でいる
一緒にいるっておもしろい
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